勤め先との関係


国も勤め先も頼りにならない時代です。

私の場合も、サラリーマンになってはや2年目で、24時間365日勤務体制といった社畜状態に疑問を感じ始めました。

先輩を見ても、「年功序列」・「終身雇用」はとっくに崩壊。

減給・リストラは当たり前、下手をこけば倒産です。

自分ではコントロールできない、勤め先1社の給料のみに依存するリスクをひしひしと感じたのです。

資格取得、預貯金・外国為替・貴金属・株と色々と試した結果、安定収入のある不動産に行き着いたのです。

但し、勤めと不動産経営はきっちりと切り分けており、勤め先には、不動産経営の話はしないように徹底しています。

不動産経営には、時間もかかりますので、勤め先での残業時間が少なくなることもあります。

又、通常、「就業規則」等によって、副業禁止がうたわれており、この不動産経営が関わってくる可能性を心配されている方がおられます。

この「副業禁止」ですが、万一、裁判になったとしても、過去の判例では、かなり狭義に解されております。

具体的には、同業種で働き、企業秘密等を漏洩する等、「競業避止義務に反する場合」、そして、毎夜、夜間勤務のアルバイトで疲れ果て、日中寝てばかりで仕事にならない等、「業務に著しい支障が出る場合」等に限定されるのです。

従って、不動産経営が該当する事例は、ほとんど考えられないと思われます。

預貯金、外貨投資、貴金属、株式の延長線上で、不動産投資をやっている方も増えてきました。

その他一般のサラリーマンだって、居住用で買って住んでいた後、転勤、親との同居・介護等によって、引越し、前の家は売るにも売れず、貸している人は、いくらでもいます。

又、親の家を相続し、住むこともないので、貸しているという人もいます。

結果的には、不動産経営になるわけですが。

しかしながら、公務員の場合は、「公務員法」等によって、一般のサラリーマンよりは規制が厳しいようですので、注意が必要かと思います。

いずれにせよ、不動産経営をやっていることは、一般的には、話すメリットよりは、デメリットの方が多いと思いますので、余り、他言しない方がいいと思います。

「仕事に精を出していないのではないか。」

等と嫌味を言われたり、妬まれたり、たかられるのが落ちです。

話していいのは、同じ不動産経営をやっている仲間くらいではないでしょうか。

尚、所得税の確定申告に基づいて、翌年の住民税に反映されるわけですが、この確定申告において、「特別徴収」を選択した場合は、勤め先の人事部門によって、確定申告を考慮して、住民税計算することにより、「不動産所得」があること自体はわかってしまいます。

それが嫌な場合は、「普通徴収」を選択し、自分で、住民税計算する方法もあります。

勤め先の人事部門から何か言われることもないかとは思いますが、もし、何か言われたとしても、居住用で買って住んでいた後、転勤、親との同居・介護等によって、引越し、前の家は売るにも売れず、貸しているとか、親の家を相続し、住むこともないので、貸しているとか、そんなこんなで、「不動産所得」があるとかなんとか適当に言っておけばいいのではないでしょうか。

必要以上には、「個人情報」・「プライバシー」ですし、いくら勤め先だからと言っても、余計な御世話だと思います。

昨今は、年功序列・終身雇用も崩壊し、倒産・リストラ・減給は当たり前、企業も従業員の面倒を見切れなくなっております。

企業によっては、副業禁止は廃止、それどころか、不況で仕事が少なく、副業奨励している企業も出始めています。

1週間で、2~3日だけ働き、2人で1人分とか、「ワークシェアリング」という考え方も出始めています。

こういった発想は、海外では、普通の発想ですが、日本にも、こういった発想が出始めました。

サラリーマンは企業の家族・従属物ではなく、雇用契約で結ばれた対等な関係という考え方なのです。

企業の立場にたっても、従来型の「おんぶにだっこ」・「イエスマン」ばかりではなく、自立心の強い個性的な経営者的発想を持ったサラリーマンがいてもいいのではないかと思うのですが。

【まとめ】国は、取り易い所から取ってやれとばかりに、サラリーマンはますます搾取される。

会計・節税のノウハウを身につけ、自己防衛することが重要となってくる。

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