不動産経営で天国を見た人の嬉しい話:アベノミクスと不動産経営【マクロ経済】


2013年4月18日(木)、セミナー「不動産投資で地獄を体験したから話せるリスク回避と収益アップ策」を開催させて頂きましたが、定員40名のところ、御陰様で、50数名の方々にお越し頂き、キャンセル待ちが出たほどでした。

その後、6月8日(土)、「アベノミクスで生き残る!サラリーマンだからできる投資手法とは?!」と称して、セミナーを開催させて頂きましたが、定員10名程度のところ、数名の方々に留まりました。

書店での投資コーナーも昨年末から5月当たりまでは人だかりで本も探せない状況でしたが、今では、閑古鳥が鳴いております。

「アベノミクス」によるミニミニバブルも早半年で弾けてしまったようですが、一体、「アベノミクス」って、何だったのでしょうか?

2012年末頃からか、「アベノミクス」とかが流行っております。

「アベノミクス」とは、「安倍晋三内閣」+「エコノミクス」を合わせた造語で、「レーガノミクス」(「レーガン政権」+「エコノミクス」)を真似した造語です。

この「アベノミクス」では、「3本の矢」と称した政策に基づいています。

即ち、

①財政「財政出動」(機動的な財政政策)、

②金融「金融緩和」(大胆な金融政策⇒円高・デフレーション脱却)、

③経済「成長戦略」(民間投資を喚起する・名目3%以上)

です。

私なりに、この「アベノミクス」からキーワードを抜き出してみると、円安誘導・外貨高、金融緩和・金利安、通貨供給量増・インフレ、国債増、給料増、増税・社会保険料、都心の都営路線バス24時間運航、東京駅に集中、都心等エリアの規制(建蔽率・容積率等)緩和かなと思います。

円安誘導・外貨高については、輸出企業(自動車・電機メーカー等)の外貨建売上にとってはメリットとなります。

トヨタ関連エリア(名古屋・博多等)にとってもプラス材料です。

高付加価値型工業輸出立国にとっては、借入金を活用した不動産経営もメリットとなります。

一方、輸入企業(電力・瓦斯会社等)の外貨建仕入(石油等エネルギー)にとっては、デメリットとなります。

輸入インフレ(石油等エネルギー、衣類、食料等高騰)にも繋がります。

金融緩和・金利安については、借入金の多い国・企業(借入金活用の活発な企業)・個人(借入金活用の活発な不動産経営者)にとってはメリットとなる反面、預貯金の多い企業(無借金経営で預貯金の多い企業)・個人(預貯金の多い高齢者)にとってはデメリットとなります。

通貨供給量増・インフレについては、借入金を活用した不動産経営にとってはメリットとなる反面、物価高騰というデメリットとなります。

国債増については、国債価格安、金利上昇、金利負担増(借入金の多い国・企業(借入金活用の活発な企業)・個人(変動金利借入金活用の活発な不動産経営者)、インフレ、お金は実質価値減というデメリットに繋がりますが、有限で実質資産価値のあるもの(貴金属・不動産等)は価値増、借入金は実質負担減となります。

給料増については、インフレ、景気上昇に繋がります。

増税・社会保険料については、個人にとっては、増税(所得税・住民税、消費税、贈与税・相続税)・社会保険料となる一方、法人にとっては、減税(法人税)・国際競争力増強に繋がります。

年金の方は、給付年齢高齢化(65歳⇒70歳?)・年金額減額となる方向性です。

定年延長(60歳⇒65歳)にはなるでしょうが、60歳からは最低賃金法レベルです。

日本は、少子高齢化・人口減で、経済は衰退していく運命です。

結婚、少子化、孤独老人で、単身世帯・小人数世帯が増加します。

小人数向けマンションのニーズは、未だ増加していくでしょう。

国は、1,200兆円の実質債務超過、年金制度崩壊ですので、国債暴落、金利上昇(変動金利は、余裕を持たせる)、現預金の価値暴落、資産(不動産等)価値・家賃上昇、実質借金負担減、企業は、倒産・リストラ・減給、退職金・企業年金崩壊、企業、給料・退職金・企業年金のみに頼れなくなるでしょう。

アベノミクスと不動産経営【ミクロ経済】については、次回にて詳述させて頂きたいと思います。

【まとめ】アベノミクスは、マクロ経済的に見れば、メリットがある反面、デメリットもあるので、自分として、きちんとしたスタンスで構えておく。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【セミナー情報】

10月17日(土)12:00~受付、12:30~15:30、

「幻冬舎主催セミナー<加藤隆>が語るマンション経営」が、開催されます!!

皆さま、奮って、御参加下さい!!

https://www.kenbiya.com/seminar/t=K/12704hpv/

http://www.rakumachi.jp/info_seminar/show/8261

https://1rnavi.com/seminar/37.html



このページの先頭へ