各人の状況に応じた不動産経営の手法とは?
不動産経営は、各人の性格・ポリシーもさることながら、性別(男女)、年齢(若年者・高齢者)、職業(サラリーマン・自営)等、御自身の環境によっても、ある程度、手法が変わってくるものと思います。
まずは、性別(男女)です。
いくら、「男女平等」とはいえ、生物学的な差はあります。
女性の場合は、妊娠・出産という事態がありえます。
出産後の育児はある程度男性でもできますが、妊娠・出産ばかりは、女性しか不可能です。
従って、その際は、通常、仕事には、支障が出がちです。
又、一般的には、女性の方が収入は低いものです。
そういった時、雇用不安度は女性の方が高いと思われます。
仕事に関しても、勤務場所が近いか、自宅かが便利でしょう。
仕組みが軌道に乗れば、自動操縦状態となる不動産経営は、最適と言えるでしょう。
一方、男性の場合です。
夫婦において、一般的には、男性の方が年上であり、且つ、平均寿命は短いものです。
そして、家庭における収入の依存度は、男性の方が高いものです。
不動産経営による安定収入の重要度は高いものです。
一般的に、男性は、マクロの観点に強いので、政治・経済・立地・環境等、基本的なことを中心にウォッチするのに適していると思います。
一方、女性は、ミクロの観点に強いので、建物・内装・水回り(キッチン・トイレ・バス・洗面所等)・デザイン等を中心にウォッチするのに適していると思います。
男女、補い合って不動産を見られると思います。
続いて、年齢です。
一般的な融資基準は、勤続3年以上というのが多いです。
未だ若いうちは、収入も少なく、又、自己資本も少ないものです。
従って、融資受けには苦労するかと思います。
しかし、最悪、両親等所有の不動産を別途担保提供する、両親等に連帯保証してもらう、夫婦の所得合算で見て貰う等で、融資を受ける手があります。
融資を受けられるとなると、若いだけに、定年迄、寿命迄(本人の耐用年数?)長く、融資期間は長く引っ張れるので、資金繰り(キャッシュフロー)は、楽になります。
又、早く始める程、お金が貯まると共に、返済が進み自己資本が充実してきます。
定年迄にローンが終われば、賃貸料はほとんど手残りとなりますので自己年金代わりになります。
一方、高齢者の場合には、定年迄期間が少なく、又、寿命迄(本人の耐用年数?)も長くはありません。
一般的には、高齢程保険料は高くなるものですが、団体信用生命保険の場合、性別・年齢によらず保険料は一定です。
従って、男性で高齢程、御得感が出てきます。
物件購入後、数年で、幸か不幸か(?)お亡くなりになって、団体信用生命保険で借入金がなくなった。
奥さん等は、悲しい中、経済的には不安はなく、
「こんなことなら、もう2、3件購入しておいてくれれば良かったのに。」
等との声が聞こえてくるとかこないとか。。。。。。
続いて、職業(サラリーマン・自営)についてですが、金融機関は、サラリーマンの場合、比較的収入が安定していると見てくれるので、融資が受け易いです。
このメリットは、サラリーマのうちに享受しておくべきです。
いくら不動産経営で成功しても、サラリーマンを卒業した途端に融資受けで苦労するという話は良く聞きます。
起業し自営になった場合も同様です。
自営の場合は、融資受けに苦労しますが、自営を安定化させると共に、不動産経営による収入を考慮してもらい、場合によっては、別件担保を提供し、融資を受けられるように頑張ることです。
最悪、現金購入で、割安価格で購入しつつ、不動産経営による収入・自己資本を充実させ、融資を受けられるように、属性を高めていくことです。
私の場合も、1990年バブル崩壊後は、恐らく債務超過状態だったと思います。
融資もなかなか受けられず、現金購入等で、収入・自己資本を充実させ、融資を受けられるようになるまでにはかなり苦労しました。
【まとめ】
不動産経営は、各人の性格・ポリシー以外にも、性別(男女)、年齢(若年者・高齢者)、職業(サラリーマン・自営)等、御自身の環境によっても、ある程度、手法が変わってくるものなので、御自身に合った手法を確立しましょう。
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