札幌:菊水駅近物件:賃貸管理会社にて管理費分を忘れた賃貸募集


札幌:菊水駅近物件でのこと。
私の購入時前から入居されている方は、その物件を気にいっておられるとのことで死ぬまで住むつもりだとのことでした。

ずっと住んで頂けるということで、風呂も全面リフォームしたこともありました。
ところが、その後、退去とのこと。
又、新しい入居者を募集することになりました。

その物件の家賃は、管理費等1,100円込みで40,000円でした。
私は、賃貸管理会社に対し、同条件にて入居募集を御願いしました。
その後、管理組合・建物管理会社から管理費・修繕積立金等の請求書が届きました。

管理費:7,455円、修繕積立金:1,100円、給湯費:4,500円、
暖房費:13,860円。
どうも、修繕積立金以外の管理費、給湯費、暖房費は、入居者が管理組合・建物管理会社宛てに直接支払っていたようです。
賃貸管理会社も私も知りませんでした。

私は念の為、賃貸管理会社に連絡をし、以前と同条件にてということを何度も念押しをしました。
しかし、あとで、送られてきた賃貸契約書を見てビックリ!!
管理費等込40,000円となっているではありませんか。

給湯費、暖房費は実費として入居者負担としても、これでは、管理費分がこちらの持ち出しになってしまいます。
賃貸管理会社に連絡したところ、もうそういうことで入居者と話がついているので、今更、管理費分は別途とは言えない、こちらの顔を立てて頂いて、何とか御願いできませんかとのこと。
その代わり、この物件の賃貸管理手数料は不要としますとのことでした。

勿論、法的には、未だ、当方は賃貸借契約書には捺印していませんし、断ることも可能でした。
しかし、今迄にもこの賃貸管理会社には色々と御世話になっており、顔を潰すのも忍びないこと、実質家賃が高くなっても、新しい入居者が現れる保証もないこと等に鑑みて、折角の御縁なので、この条件を飲むことにしました。

管理組合・建物管理会社宛ての管理費・修繕積立金・光熱費等の支払は、所有者がまとめて支払う場合と、入居者が直接支払う場合もあります。
所有者がまとめて支払う場合は、管理費・修繕積立金を何故入居者が負担しなければならないのかといったクレームを回避し易い、入居者の滞納が把握し易いというメリットがあります。
反面、グロスの家賃が高めに表示される、管理組合・建物管理会社の値上げを入居者に紐付け転嫁しにくいというデメリットがあります。

札幌の場合、家賃は二束三文でも、管理費・修繕積立金・光熱費等はむしろ高いのです。
グロス家賃は高くても、所有者の手取りはほとんどありません。
管理組合・建物管理会社の値上げもまず紐付け転嫁できません。

一方、入居者が直接支払う方法は、ネットの家賃が安く表示されるので割安感がある、実費ということで管理組合・建物管理会社の値上げを入居者に紐付け転嫁し易いといったメリットがあります。
反面、管理費・修繕積立金を何故入居者が負担しなければならないのかといったクレームを受け易い、入居者の滞納を把握しにくいというデメリットがあります。

管理組合・建物管理会社も、滞納管理費・修繕積立金・光熱費を数年分貯めて、所有者に請求してくることも日常茶飯事なのです。

管理組合・建物管理会社宛ての管理費・修繕積立金・光熱費等は、入居者が直接支払う場合もあるので、支払者・金額等、充分に確認しておくことが重要です。



このページの先頭へ