札幌:管理組合騒動
区分所有マンションの場合、通常、管理組合が組織され、毎月、建物管理費・修繕積立金を取られます。
通常は、建物設計・施工・販売会社が建物管理・賃貸管理もひっくるめて行う場合も多いです。
形式的には、管理組合が建物管理会社に業務委託を取る形ですが、実質は、建物設計・施工・販売会社の意のままといった感じです。
通常、占有面積当たりの多数決の為、一人で騒いでみたところで、どうにもならないのです。
あくまで、共有ですので、自分一人ではコントロールできないのが致命的です。
建物設計・施工・販売会社が引き続き建物管理・賃貸管理もするわけですが、取り敢えずは、売ることが先決な為、管理費・修繕積立金は、当初は安めに設定しておきます。
そして、ほとぼりが冷めた頃、おもむろに、値上げしてくるのです。
ひどい場合は、修繕一時金を要求してきます。
国は、区分所有法等の法制度を整備し、マンション管理士・管理業務主任者という資格を設けました(私も保有しています)が、ほとんど知られてもいず、効果もありません。
札幌の管理組合には、ひどいところが日常茶飯事です。
ほとんどが不動産経営用で、自己居住用ではなく、オーナーは東京等札幌以外の方が多い為、ほとんど見に行くことはありません。
大体、ちまちました区分所有マンションで、月数千円から数万円程度の家賃で、丸一日かけて、交通費数万円をかけていたのでは、費用対効果でペイしないのです。
かくいう私も、札幌には、区分所有マンション14戸所有してはいますが、購入時の頃はともかくとして、その後、10年位は行きませんでした。
信頼できる賃貸管理会社2社に業務委託していますので、安心というのもあります。
又、気持は、元気のいい、博多、名古屋に向かっているというのもあります。
あるマンションでは、管理組合内部で、主流派と亜流派が分裂し対立。
御互いに、各オーナーに対して、御互いの悪口言い合い合戦が始まりました。
しまいには、不祥事等の暴露合戦です。
理事長が、数人の御供を連れて、東京在住のオーナーに滞納管理費・修繕積立金の督促ということにて、大名旅行。
飛行機代・ホテル代・夜の飲食い代まで管理費で賄っていました。
そして、大規模修繕に至っては、相見積もりもせずに、自分の兄弟とか身内に発注。
1千万円以上の横領もありました。
滞納管理費・修繕積立金が3~4百万円になっている競売物件を、管理組合で入札し同額程度で落としたりもしていました。
わざわざこんなもの買わなくても、普通に買えば、100万円程度で買えるのにです。
何をしたいのかよくわかりませんが、未収管理費・修繕積立金を会計上消したいのでしょうか。
そして、時価100万円程度のマンションは買取価格3~4百万円で計上するという寸法です。
最近、どこかの会社O社がやっていた損失隠し:飛ばしでもやりたかったのでしょうか。
もう、やりたい放題です。
私も、たまには、管理組合決議:反対とか、異議を述べたりしたりとか、質問をしたりとかしていましたが、結局、なんやかやと言っては、多数決で押し切られ、それっきり。
最近は、むなしくなって、ほとんどタッチもしておりません。
というか、最近は、区分所有マンションではなく、長屋、一棟物アパートに切り替えております。
区分所有マンションは、自分ではコントロールしにくいので、その点は、一棟物がいいです。